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2016.11/06(Sun)

美しいですね(しかし失敗です、おそらく) 

Ophelia4.jpg

小川の上に斜めにかかって、鏡のような水面に
白い葉裏を映している柳の木がありますわね、
その小枝であの子は不思議な冠をあんでいたの、
きんぽうげやいら草やひな菊や、それに紫蘭もそえて──
あの花を口ぎたない羊飼いたちはみだらな名で呼んでおりますが
清らかな乙女たちは死人の指と言っておりますわ。
それから柳によじのぼって、垂れさがった枝に
その花冠をかけようとした、その拍子に意地悪く枝が折れて、
冠といっしょにオフィーリアもすすり泣くせせらぎの中に
そのまま落ちてしまいましたの。着物の裾がいっぱいにひろがって、
人魚のように、しばらくはあの子のからだをささえていました。
水面に浮かびながら、あの子はきれぎれに神をたたえる古い歌を
歌いつづけていたのです。まるで身にふりかかった禍を
少しも感じない人のように、水に生まれて水にすむ
生物かなんぞのように。でも、それもほんの束の間、
水を吸いこんで重くなったあの子の着物がとうとう水底の泥の中に
あのかわいそうな娘を引きずりこんでしまいましたの、美しい歌声も、
それぎり消えてしまいました。

ウィリアム・シェイクスピア 『ハムレット』 第4幕第7場より





シェイクスピアの“ハムレット”を初めて知ったのは小学校2年生のときだったか。
バレエで観たのだけど、あまりに陰鬱で怖くてしばらく夢見が良くなかったのを記憶しています。

大人になってからは、こわいというより
一生懸命な人間の仕業は、どんなに人倫にかなわずともどこか美しいと感じるようになりました。

オフィーリアは身体を手放して、あたらしい世界に旅立ったのかもしれません
日本人好みの犠牲的精神とかいうのではない別の何か…わたしにとって未知の…に震えます

魂の軸をつかまれてぐるっとひっくり返されたような感じ。
心が揺れて眠れません…こんな時間にシェイクスピアなど読んではダメなのです。失敗しましたか…

美しい!




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タグ : インド舞踊大阪・神戸・京都 インド舞踊家マユリ・ユキコの日記

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